不良建築士による住宅建設被害(綾町にて)
「耐震強度偽造」は日本の構造的な問題を浮かび上がらせている。
本当に許せない。ある弁護士さんはテレビで「未必の故意」と言っていた。
私もそのように感じる。あらゆる箇所で携わった者が無責任になり、寂しい。

身近にも、同じような事を経験してきた。いや、今、まだ進行中である。

木の温もりを伝えるかのような魅惑的なWebサイト、そして、綾町。

照葉樹林や町おこしで全国的にも有名である。

そのためか、リゾートとして第2の人生の住処を求める訪れる人が多いようである。
そうした中の一人から、2年前ほど前に建築被害の相談を受けた。今も係争は続いている。

被害は、ゆうに2,000万円を超えている。許せない。

どんな被害か。

2階建ての住宅で、その敷地が問題である。
山林を切り開いただけの敷地であり、その敷地に通じる公道がない。その上、隣の他人所有地が敷地の一部となっている。他人の土地を取り込んでいる。

その上、南側も北側も隣接地はすぐに山で、1階より高くなっており、杉は覆い茂り、ほとんど陽が当たらない。
西側はかなりの勾配の斜面で、雨が大量に流れ込んで来て、宅地は床下浸水状態である。
陽も当たらなく、床下浸水が続き、カビが大発生。

これだけでも、とても住める状態ではないと思う。

次に家具作り感覚で家を造ったのか、2階で思い切り体を振動させると家が揺れる。
それこそ構造強度が問題である。

欠陥住宅に欠陥宅地。
いい加減な口頭契約に建設費の不明な請求。

被害者は定年退職者、これは健康を一層悪くするなと思い、引っ越しを勧め、退去させた。
何とか救いたくてこの2年間支援しているが、司法の場は簡単には陽を与えてくれない。

相手はプロ。素人は太刀打ちできない。そこを考えてもらなければ。
民法の瑕疵担保責任、時代遅れではないか。

(sho)

買主が調査をしないのは、おかしい。
いつも思う事だが、売買時の土地の精査依頼は、必ず売主から依頼される。

それが不思議でならない。問題が有って困るのは、買主なのだが。
売主瑕疵担保責任があるからだろうか。

不動産の証券化企業では、購入する際に必ず自ら調査しているのに。
欧米でも、多くの買主が自ら費用負担して調査すると聞いている。そのための調査員もいるらしい。

(sho)